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家事代行とは違う!ホームヘルパーの仕事

ホームヘルパーとして活躍するためには、介護の資格が欠かせない。ホームヘルパーになるために必要な資格の中には、3ヶ月ほどの期間で修了できる介護職員初任者研修や介護職員実務者研修、国家資格である介護福祉士の3つがある。未経験や無資格の場合でも、介護事業所側が資格取得に必要な費用を負担してくれるところもあるので、介護の仕事に興味のある方は、求人情報を確認してみると良いだろう。

ホームヘルパーの仕事は、食事や排泄、着替えなどの手伝いを行う身体介護と、掃除や洗濯などの家事を中心とした生活援助のほか、通院などの付き添いも含まれる。このような仕事は家政婦などが行なう家事代行サービスに似ているところもあるので混同してしまう人もいるが、あくまでも利用者本人に限定したサービスであり、ケアプランに基づいて行わなければならない。そのため、いくらついでとはいえ、家族のための食事の用意や部屋の掃除、洗濯などは支援対象外である。

それから、上記のような介助や援助のほかにも、利用者本人およびその家族への生活上でのアドバイスや精神的なサポートも仕事内容に含まれることを知っておこう。介護が必要な利用者は外に出かける機会が減るので、外部とのコミュニケーションができなくなってしまう。したがって、自宅を訪問して介護サービスを提供するホームヘルパーは、最も身近な存在になるのだ。また、介護は家族にとっても精神的な負担となってしまうので、家族へのアドバイスは重宝される。※参照:訪問介護でのヘルパーの役割

ホームヘルパーは、要介護者ができないことを自宅で代わりにやるだけでなく、利用者の自立支援を目指してそれに合ったサービスを提供し、利用者本人が安心かつ安全に暮らせるようにサポートを行なうことが役割なのだ。